Workshop
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足のための避難 + 主張せよ! 東京経済大学、メディア工房。粉川哲夫教授の授業「身体表現ワークショップ」にて。2011年6月
アイデアには、上記のエルサレムのものと同じであるが、ここでは、靴は、頭の上に載せることになった。靴を頭にのせたまま、たっぷり水を入れた小さな器を持ち、パイプ椅子の散らばる上(ガレキに見立てた)を、こぼさないような歩くパフォーマンスを行なった。パフォーマンスはもうひとつ。靴を下ろして壁際に立ち、それぞれの「罵り言葉」を、ミニマルに繰り返し叫ぶエネルギッシュなコーラス。全部で、およそ140分。
<コンセプト>
エルサレムでのものとの違い、靴を頭に載せることで、コンセプトはよりクリアになり、ユーモアへとさらに変容した。そして、教授の意見で「足談義」は行なわなかった(学生は意見を言うのが苦手なんだそうだ)。水を運ぶパフォーマンスは、足をより意識するためであるとともに、パフォーマンスアートの感覚へと導くインスタラクション。意識して集中せざるをえない、祈りのような行為の後の次のパフォーマンスは、ネガティブな感情を言葉で発散する「罵り」のパフォーマンス。先生に「意見が言えない」と思われている学生さんたちへの、私からのプレゼントだ。彼等はとても楽しそうだった。記録映像をYoutubeにアップしてから、「主張せよ!」というタイトルがひらめいた。私はネガティブなエネルギーを、愉快なものに変えたい。悲劇よりも、喜劇を感じて生きる方が「愛」や「生」に対して前向きでいられると思う。
私たちが、どうしても、なんとしてでも「前向き」でなくてはならない理由は、後から生まれてきた次世代、次次世代の「生」に対する敬意だと、私は考えている。
水を厳かに運ぶパフォーマンス
「主張せよ!」というタイトルのパフォーマンス