More Desire, Singapore 2015

 

26th November 2015
More Desire
venue: Zarch Collaboratives, Golden Mile Tower, Singapore
project : Future of Imagination 10

タイでも、ビー玉を使ったが、別の作品。袋の中に入れたビー玉と鈴、オレンジ、くるみ。それらを取り出し、山岡は一眼見るだけで、Yes, No, Maybe, Absolute, に分け、前、後ろ、左、右の4方向に投げる。実際は、別に違いはない。恣意的な判断に基づいている。社会で私たちが様々な理由で選別されているが、それらは、結果的にはそのようなものにすぎないと考える。努力はなされているが、運にすぎない場合は多い。そもそも、どんな環境に生まれ、どの性別を持ち、どの外見になるかは、本人には選べやしない。

以下は Jane M Shishidoによる優れた洞察力のテキスト。イベントでは、writing performanceというワークショップもあり、彼女はその講師を勤めた。

The Japanese artist Sakiko Yamaoka’s More Desires on the Floor addressed the elusive nature of love. The performance, which recalled the minimalist gestures and musicality of Fluxus, began with Yamaoka delicately dragging a small wooded stool across the floor, turning it gently to create a slightly different sound each time. After setting the stool upright, Yamaoka placed a bag containing marbles, small bouncing balls, oranges, walnuts, and bells on top of the stool. Carefully drawing out one object at a time, Yamaoka would examine it, judge it and then throw it so that it rolled, bounced, or fell to the floor. Sometimes the audience was able to catch the larger objects, particularly the oranges. Each time she threw an object, Yamaoka would classify it according to its desirability: yes (the object was thrown forward), no (the object was thrown backward), maybe (the object was thrown to the left), absolutely (the object was thrown to the right). Yamaoka, who is known for her spare performances such as her 2012 Targeting Zigzag in Tokyo which involved her walking in a zigzag line across a plaza, kept the action very simple here, allowing the materials to create the performance, with the various objects creating different effects as they bounced and rolled along the floor. Much of the performance could be found in the sounds generated by the objects—bells sound different than marbles, which in turn sound different than oranges or walnuts. In rejecting some objects and accepting others, Yamaoka made obvious how arbitrary love—and desire can actually be. What is it that draws you to one object and not another? How does desire work, and what part does the object play in fulfilling, or not fulfilling that desire? Yamoaka’s lovely and elegant performance asked all those questions and more through the simplest of actions.

(以下、翻訳)日本のアーティスト、山岡さ希子の「More Desires on the Floor」は、つかみどころのない『愛』の性質をテーマにしていました。フルクサスのミニマルなジェスチャーと音楽性を彷彿とさせるこのパフォーマンスは、山岡が木でできた小さなスツールを繊細に床に引きずっていき、それを静かに回すことで、毎回少しずつ異なる音を出すことから始まりました。スツールを直立させた後、山岡はビー玉、小さなバウンドボール(スーパーボール)、オレンジ、クルミ、ベルなどが入った袋をスツールの上に置きました。山岡は、1つずつ丁寧にそれらを取り出し、それを吟味、判断して、転がったり、跳ねたり、床に落ちたりするように投げていきます。特にオレンジのような大きなものは、観客がキャッチすることもありました。その都度、山岡は、「Yes」(前に投げた)、「No」(後ろに投げた)、「Maybe」(左に投げた)、「absolutely」(右に投げた)というように、その物の”良し悪し”を分類しました。2012年に東京で開催された「Targeting Zigzag」では、広場をジグザグに歩くなど、自由なパフォーマンスで知られている山岡ですが、この作品ではアクションを非常にシンプルにし、素材がパフォーマンスを生み出すようにしています。ベルとビー玉では音が違いますし、オレンジやクルミでも音が違います。山岡は、あるものを拒み、あるものを受け入れることで、愛や欲望がいかに恣意的なものであるかを明らかにしました。あるものに惹かれ、別のものに惹かれるのはなぜなのか。欲望はどのように働き、その欲望を満たす、あるいは満たさないために、対象物はどのような役割を果たすのでしょうか。山岡の愛らしくエレガントなパフォーマンスは、最もシンプルなアクションを通して、これらの疑問を投げかけました。

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