2012 Naturalization

2012年9月12日から22日まで、スペインの小さな村Les Escaulesでの、La Muga Caulaというパフォーマンスアートのフェスティバルに参加した。企画者はアーティストのJoan Cassellas。Les Escaulesは、バルセロナからバスで北上したところにある山あいにある村。Joanによって、パフォーマンスアートのイベントが毎年開かれている。

村といっても日本の村のように田んぼや畑の間にポツポツ家があったりするのではなく、住宅地は城壁の町といった形で石畳が続き、石作りの家が連続して固まっているところ。教会も村の集会所(おそらく元教会)もカフェもそこにある。

イベントのメインスペースはその集会所だ。そこに人々は集まり、イベント中は毎日、アーティストも村人も観客も一緒に食事もする。200人くらいは集まる。

一方、村を出ると、そこはもう野っ原。川があって、どこまでも広がる自然。

このフェスティバルでは3つの作品を行った。オープニングにQuotation from Yoko Ono’s piece “Ceiling Painting”、屋外にてこのNaturalization、プログラムにThe world Tourという作品。

Naturalizaion”は、プログラム外に申し出て、2012年9月16日に行ったパフォーマンス。

移住、帰化、亡命は私が小学生の頃からの興味だった。転勤の多い家庭、小学生までの間にすでに8回引っ越していた(全て国内。北海道、福岡、広島、名古屋、高松、東京など)。私が小学6年生の時の、ソ連からソルジェニーツインがアメリカに亡命して、勝手に思い入れた。家族や場所を遠く離れてどれだけ辛いだろうかと。

帰化という言葉が英語でNaturalizationと書くのだと知ったのは、2010年ごろだったかも。

植物もじつは、人間以上に旅をしていたのである。自然化するという意味の言葉が帰化の意味でもあるという英語の発想に興味があった。馴染めなくても、根を張らなくてはならない、生きるため。

私は村はずれの草むらから、雑草の塊をバケツで3回運び、石畳の道の交差する場所に移動させた。結構、歩く距離は長い。片道30分くらい。それを3往復だから、トータル3時間くらい。路上では、3つマンホールが並んでいるところがあったので、その上に生花のように飾った。だが、土のないところなので、だんだん、それらは萎れてかわいそうだったかも。車はたまに来るから、だんだん潰された。

翌日 the next day