2012 The world Tour

2012年9月12日から22日まで、スペインの小さな村Les Escaulesでの、La Muga Caulaというパフォーマンスアートのフェスティバルに参加した。企画者はアーティストのJoan Cassellas。Les Escaulesは、バルセロナからバスで北上したところにある山あいにある村。Joanによって、パフォーマンスアートのイベントが毎年開かれている。

村といっても日本の村のように田んぼや畑の間にポツポツ家があったりするのではなく、住宅地は城壁の町といった形で石畳が続き、石作りの家が連続して固まっているところ。教会も村の集会所もカフェもそこにある。

イベントのメインスペースはその集会所だ。そこに人々は集まり、イベント中は毎日、アーティストも村人も観客も一緒に食事もする。200人くらいは集まる。

ここで私は3つのパフォーマンス作品を行った。オープニングにQuotation from Yoko Ono’s piece “Ceiling Painting”、屋外にてNaturalization、プログラムにこのThe world Tourという作品。

The world Tourは、メインプログラムの9月17日に行った。この作品はおそらくここでしかやってない。このバルセロナ行きの航空券がドバイ経由だった。わたしは、このアラブの国経由でカトリックの国のスペインに旅することに興味を持った。しかも、私自身の持つ文化は、グローバリズムであり、その文化の象徴がミッキーマウス(アメリカ文化寄り)かなと思ったというわけ。(たまたまこのミッキーはうちにあった。姪と甥のおもちゃ。また、知り合いのフィリピンのアーティストがカトリックとアメリカ文化の両方からの影響についての作品をよくやっていて、彼がキリスト像とミッキーマウスをよく使っていたから、その引用でもある。)

わたしは、その時の旅で、3つの文化を8の字を描くように移動することに、ちょっと自分の置かれた、落ち着かない文化背景を重ねてみようと思った。会場は皆がいつも集まっている集会所。写真にある黒いマリア像は滞在したホストファミリーから借りた。アラブのスカーフと首飾りはインターネットで買ったもの。私の服装は分かりにくいかもしれないが、やや、ミッキーマウス。そして、手にミッキーのおもちゃ。

観客はとてもたくさんいたが、床に、赤いビニールテープでラウンドトリップを描いた。人々を押しのけながら。ドヤドヤした感じで、集中感はない。その後、人々の間で、人々に手渡しながら、ミッキーを旅させた。私、誰か、私、誰か、私、誰か、の順だったと思う。たまに、間に2人くらい入ったこともあった。キリストとアラブのスカーフはその途上に置いた。