
城址公園で遊ぶ vol.2 夏草 キリギリス
2025年5月3日 (土、祝日) 集合場所 東武東上線玉淀駅 12:24
集合場所の玉淀駅から散歩しながら、公園に向かいます。途中でお弁当を食べる時間があります。13:00に始めます。
また、この日がオープニングである「蔵と現代美術寄居展」のプログラムの一つに含めてもらうことになりました。
鉢形城址公園の広い草原のところで、参加型のシンプルな遊びのパフォーマンスをします。3月の雪の日に5人で行ったのは、島崎藤村の若菜集から、「春は来ぬ」を交代に読みながら、少しずつ、離れてゆくというものでした。広い古城の跡の空間をうまく活用できたと思います。今回は、同じく藤村の詩集「夏草」から短い詩「キリギリス」を用意します。詩の自分のパートを読みながら歩き、他の人たちとは離れる方向に歩き、かすかに聞こえる誰かの声を確認しながら進むと、どんなに声をあげても、誰の声も聞こえなくなる場所に着きます。周りに誰の気配もなく、自分一人を感じたら、しばらく、そこにいる。それからしばらくして、集合場所に黙って集まリます。鳥の声、木々の葉の重なる音、玉淀と呼ばれる荒川の流れは聞こえたかも知れない。参加しませんか?
14:00くらいには終わるでしょう。
鉢形城は戦国時代の城で、長い間放置されていて、ジャングルみたいになっていたそうです。1980年代に公園として整備され、建物はほとんどみられませんが、地面の隆起により城郭の跡を偲ぶ空間が広がっていて、散歩には持ってこいの場所です。ふだん、誰もいません。広大な土地を独占できる。
参加希望の方は、5月1日までにご連絡ください。
ちなみに「蔵と現代美術寄居展」はこの日が初日で、15時からセレモニーがあります。私は「壺中居」という会場で、3月の《春は来ぬ》の記録動画を展示します。パフォーマンスの後は、その展覧会にご案内します。充実の午後を過ごせますよ。懇親会にも出られるかも。